身近な樹木図鑑








花や葉が美しい樹木

アカメガシワ イロハモミジ コバノミツバツツジ
ツクシシャクナゲ ナツツバキ ネムノキ
ヤブツバキ ヤマザクラ ヤマフジ
ヤマボウシ



福岡県森林組合連合会
シャクナゲは、ヒマラヤ一帯に発達してきましたが、ヨーロッパ、北アメリカには5000万年前から自生していたことが知られています。
 日本では、ツクシシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、キバナシャクナゲの3系統が自生しています。このうち淡紅色のツクシシャクナゲ、アズマシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲの系統がなじみ深く、なかでも華やかさにおいてはツクシシャクナゲが優れています。
 その理由は、アズマシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲは花弁が5枚でオシベが10本なのに対して、ツクシシャクナゲは花弁が7枚で、かつ長いオシベが14本あって目立つためです。
 また、シャクナゲは高山性で冷涼な環境を適地としますが、ツクシシャクナゲは低山地にも適応しますので、福岡県内では庭園、屋敷の修景木、観賞花木として植えられています。


写真・文/斉城 巧(夜須高原記念の森)