原木市場について

浮羽事業所

浮羽事業所

浮羽事業所は、福岡県森林組合連合会が運営する森林組合系統の原木市場です。
昭和35(1960)年、会員組合からの要望(原木協同販売)に応えるため、
製材所が集積している浮羽町(現在のうきは市)に千足素材共販所として開設、
平成元年には、同町内に2カ所目となる山春素材共販所を開設しました。
その後、平成4年には両素材共販所を統合、浮羽事業所として改称し現在に至っています。

森林から原木市場へ

森林から原木市場へ

~仕分け・はい積~

県内の利用可能となったスギ・ヒノキなどの人工林は、森林組合等の林業事業体により伐倒、造材された後、トラック積載可能な場所(山土場)に集められ、原木市場や製材工場などへ運ばれます。
浮羽事業所へ搬入された原木(出荷材)は、出荷者ごとに管理(福岡県産の合法木材として樹種・長さ・径級・曲り・年輪幅等の規格・品質別に仕分、椪積)され、競売りされます。

原木市場の役割

原木市場の役割

~原木価格の形成・安定供給~

浮羽事業所は、毎月2回のオープン市(競売り)を開催しており、毎回県内外の製材所・工務店や合板工場、輸出業者(商社)など多くの買方を集めることで、与信管理や価格形成、安定供給などの市場機能を十分に果たす県内原木流通の重要な拠点となっています。
また、浮羽事業所は、集荷された原木全体の中に占めるヒノキの割合が約4割と、近隣の他市場に比べ多い特徴があります。

浮羽事業所は新たなステージへ

浮羽事業所は新たなステージへ

福岡県の森林資源は益々充実し、本格的な利用期を迎えています。
近年、末口30cm上の原木割合が15%(材積)と増えてきたことから、
浮羽事業所では、将来に備え大径木にも対応した最新の選木機械を導入しました。(令和5年12月竣工)
今後は、会員組合とともに流通の合理化に向けた取組み(製材工場やバイオマス発電施設等への安定供給など)を
充実させながら、森林組合系統の魅力ある市場として、県内外森林・林業・木材産業のさらなる発展に貢献します。